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不妊症「東京都不妊検査等助成事業とは」

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東京都不妊検査等助成事業とは

東京都不妊検査等助成事業は、お子さんを望むご夫婦が早期に検査を受け、必要に応じて適切な治療を開始することができるよう、不妊検査および薬物療法・タイミング法・人工授精等の一般不妊治療にかかる費用の一部を助成する事業です。
ご夫婦ともに、あるいはどちらかが東京都内にお住まいの方が対象となります。なお、法律婚のご夫婦だけでなく、お二人ともに都内同一住所に住民登録をしており、平成3041日以降に不妊検査を開始した事実婚の方も助成の対象となります。

当院は、東京都福祉保健局ウェブサイト「都内の不妊検査等実施医療機関一覧」に掲載されている実施医療機関です。申請用紙のご用意もありますので、遠慮なくご相談ください。

ここでは、助成内容と助成を申請する際の条件等を簡潔にご紹介しますが、合わせて、東京都福祉保健局「不妊検査等助成事業の概要」にて詳細をご確認ください。
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kodomo/kosodate/josei/funinkensa/gaiyou.html#cms54B6B

 

平成31年(2019年)4月1日より、検査開始日の妻の年齢が35歳未満とする従前の条件が、40歳未満に緩和されました! ただし、平成31年4月1日以降に不妊検査を開始したご夫婦が対象です。ご注意ください。

 

助成内容について

上限は5万円です。

不妊検査および一般不妊治療にかかった費用について、薬代を含めて5万円を上限に助成されます。ただし、治療費は保険診療を行う病院・診療所(クリニック)での検査や治療、薬代の助成は保険薬局での調剤が対象となります。

 

助成の対象となる主な不妊検査

●夫の検査項目
精液検査、内分泌検査、画像検査、精子受精能検査、染色体・遺伝子検査などです。
●妻の検査項目
超音波検査、内分泌検査、感染症検査、卵管疎通性検査、フーナーテスト、子宮鏡検査などです。

 

助成の対象となる主な不妊治療

●タイミング法、薬物療法、人工授精などです。

 

助成を申請する方の条件

法律婚の方、事実婚の方では条件が一部違います。

法律婚の方
検査開始日から申請日までの間、ご夫婦のどちらかが継続して、都内に住民登録をしている場合です。したがって、ご夫婦のどちらかが東京都以外にお住いの場合は、都内に住んでいる方が申請者となります。

事実婚の方
対象になるのは、下記①~③までの3項目すべての条件を満たす方で、平成3041日以降に不妊検査を始めた方です。
①検査開始日から申請日までの間、事実婚のご夫婦が継続して、都内の同一住所に住民登録をしていること。
②住民票の続柄に「未届」の関係である旨の記載がされていること。
③ほかに法律上の配偶者がいないこと。

 

法律婚、事実婚に共通の条件があります。

妻の年齢が検査開始日の時点で40歳未満であること。

*平成3141日以降に不妊検査を開始したご夫婦。

*検査開始日が平成31331日以前の場合は、従前通り、妻の年齢が35歳未満の方が対象です。

*ご夫婦それぞれの検査開始日のいずれかが早い日が基準になります。
助成対象期間内に保険医療機関において、ご夫婦のどちらもが助成対象の検査を受けていること。
*ご夫婦のどちらか一方が検査を受けただけでは助成の対象になりません。

*保険医療機関とは、保険診療を行っている病院・診療所(クリニック)をいいます。自由診療のみを行う医療機関での検査・治療は対象になりませんので、ご注意ください。なお、当院は保険医療機関です。

助成対象期間は検査開始日から1年間です。
ご夫婦の検査開始日のどちらか早い日から起算して1年間です。

*検査開始日から1年以内であっても、妊娠が判明した場合や特定不妊治療(体外受精・顕微授精)に移行した場合は、助成対象期間は終了します。
申請期限は検査開始日から1年以内、助成回数はご夫婦1組につき、1回です。

申請期限については、不妊検査や一般不妊治療に1年を要した場合には、3カ月の猶予があります。

 

美馬院長よりのアドバイス

「東京都不妊検査等助成事業」について概略を紹介いたしました。この事業は従来、助成の対象となる女性の年齢は、不妊検査開始時に35歳未満であることが条件でしたが、平成3141日以降に不妊検査を開始したご夫婦から、40歳未満までに引き上げられました。
男女ともに初婚年齢が高くなり、晩婚化が進んでいるのが今の日本の現実です。その意味で不妊検査および一般不妊治療にチャレンジする女性への助成年齢が緩和されたことは大変、有意義なことと思います。
当院の場合、一般不妊治療による自然妊娠を施行するにあたっては、受精能の高い卵子を排卵する卵巣の力を育み、精密な超音波検査を繰り返して排卵日を的確に把握する努力をしています。結果、46歳女性の自己卵子による自然妊娠に成功した実績があります。
とはいえ、一般的には、女性は3435歳を境に排卵機能が急カーブで低下します。お子さんが欲しい女性は妊娠・出産を人生設計のひとつに加えていただきたい! 30代半ばまでにはご自身の自然妊娠力を確かめていただきたい!と願っています。
また、この助成事業では、ご夫婦のどちらもが検査を受けることが条件となっています。なかには、不妊検査をためらう夫がいるかもしれません。しかし、現在、男性に不妊原因があるケースは半数以上、6~7割に上るというデータもあります。不妊原因を調べる検査は、男女ともに受けるのが必須条件なのです。
この助成事業は、「赤ちゃんを望むご夫婦ができるだけ早く検査を受け、できるだけ早く適切な治療を開始することができるように」することを目的としています。この点をご夫婦でよく理解した上で、1日も早く、不妊治療を行う病院・クリニックに足を運んでいただきたいと思います。あなたたちご夫婦の赤ちゃんに出会う日のために…。