男性更年期障害の方をみていると、意外に多いと感じるのが「森田療法」でいう“神経質タイプ”の方です。
これは決して悪い意味ではなく、真面目で責任感が強く、周囲に気を遣い、頑張りすぎてしまう傾向のある方です。
女性の更年期障害にも共通しますが、こうした方には、今でも十分通用する「森田療法」の考え方が役立つことがあります。
森田療法の基本は、
「あるがままを受け入れながら、行動していくこと」です。
気分が整うのを待つのではなく、まず行動を変えてみる。
これは一種の“行動療法”とも言えます。
徒然草には
「外装整えて内装熟す」
という言葉があります。
まず外見を整えることで、内面も少しずつ整っていく、という意味です。
例えば、服装や身だしなみを工夫することも、その一つです。
自分では「これで良い」と思っていても、他人から見る印象とは違うことがあります。
私自身、あるアパレルショップで、色彩感覚に優れた若い女性コーディネーターと偶然出会いました。
彼女に服を選んでもらうと、周囲から「素敵ですね」と褒められるようになったのです。
それまでにない経験でした。
多少お金はかかりましたが、気持ちが高揚し、自信が湧いてきました。
「気分が前向きになる」
この感覚こそ、とても大切なのだと思います。
その後まもなく、銀座松屋通りで「モデルをやってみませんか」と声をかけられました。
胸が高鳴ったことを、今でも覚えています。
男性更年期障害は、決して一人で抱え込む必要はありません。
そして、必ず乗り越えていくことができます。
小さな一歩で構いません。
まずは、外に出ること。
身だしなみを整えること。
人と会うこと。
新しい行動を起こすこと。
さあ、一緒に前向きな行動を始めて、更年期障害を乗り越えていきましょう。





