更年期「体にやさしいホルモン療法」
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体にやさしいホルモン療法を行います
第一選択肢は減少した女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)を補うホルモン補充療法です。しかし更年期は自然な加齢現象です。
50代の方が無理に30代のホルモン環境となったのでは、かえって負担がかかる可能性もあります。 加齢による生理的変化に逆行しすぎない補充量であることが重要です。
また症状の原因や程度は個人差も大きく、心因性症状との兼ね合いも判断しないといけません。
当院では患者様の症状の程度に応じた、体にやさしいホルモン療法を行います。オーダーメードの治療法とご理解ください。
●テストステロンを併用することがあります
テストステロンは男性ホルモンです。男性にも少量の女性ホルモンが分泌されているように、女性の場合も卵巣や副腎から少量の男性ホルモンが分泌されています。
テストステロンは「やる気を起こすホルモン」といってもいいでしょう。疲労感が強い、意欲が減退しているなどの症状に困っている場合には、女性ホルモンと男性ホルモンの混合剤で治療をいたします。
●ホルモン剤の使用法を丁寧にアドバイスします
エストロゲン剤のひとつに添付剤(パッチ)があります。原則として左右の下腹部、左右卵巣の位置に貼りますがなかにはかぶれやすい方がいます。
このような方には別の部位、たとえば足の裏などに添付していただきます。これらは一例です。
処方薬については目的、期待できる効能をはじめ使用法についても丁寧に説明をいたします。