子宮頸がんは子宮の入り口付近にできる悪性腫瘍で、国内では毎年約10,000人の方が罹患し、年間約3,000人の方が死亡している恐ろしい病気です。
女性のがんの中で2番目に多いのが特徴です。
主な原因とリスク
・ヒトパピローマウイルス(HPV)感染:性行為によって感染するウイルスで、子宮頸がんの95%以上の原因と言われています。
・性交渉の開始年齢が早い:若い年齢で性交渉を始めると、HPVに感染するリスクが高くなります。
・性交渉相手が多い:多くの性交渉相手を持つと、HPVに感染するリスクが高くなります。
・喫煙:喫煙は子宮頸がんのリスクを高めます。
・免疫力の低下:免疫力の低下はHPV感染からの回復を妨げ、子宮頸がんの発症リスクを高めます。
症状
・初期症状:ほとんどありません。
・進行期症状:おりもの異常(白色や黄色、血の混じったものなど)、不正出血、性交時出血、下腹部痛など
検診
子宮頸がんは、早期発見・早期治療が重要です。20歳以上の女性は、定期的に子宮頸がん検診を受けることが推奨されます
検診の種類
・細胞診:子宮頚部から細胞を採取し、顕微鏡で検査します。
・HPV検査:子宮頚部から細胞を採取し、HPVに感染しているかどうかを検査します。
治療
子宮頸がんの治療法は、進行度や患者さんの状態によって異なります。
・手術:子宮頚部を切除する手術です。
・放射線治療:高エネルギーの放射線でがん細胞を死滅させます。
・化学療法:抗がん剤を投与してがん細胞を死滅させます。
予防
子宮頸がんは、以下の方法で予防できます。
・HPVワクチン接種:HPVワクチンは、HPV16型と18型の感染を防ぎ、子宮頸がんの発症のリスクを大幅に軽減します。
・定期的な子宮頸がん検診:早期発見・早期治療につなげることができます。
・禁煙:喫煙は子宮頸がんのリスクを高めるため、禁煙が推奨されています。
・性交渉相手を減らす:性交渉相手が多いほどHPVに感染するリスクが高くなるため、性交渉相手を減らすことが有効です。
美馬レディースクリニックでは、子宮頸がん検診、HPVワクチン接種の他に予防治療として【高周波蒸散凝固術】も行っております。
【高周波蒸散凝固術】:ウイルスがいる部位に高周波を照射し、病変部を焼く治療法です。がんは発症してないが、細胞診の診断が軽度異形成、中程度異形成で1年以上継続している方が対象です。
【高周波蒸散凝固術】の料金:43,000円(抗生剤・鎮痛剤5日分処方)
・経験豊富な医師が丁寧に対応します。
・最新の設備を導入し、患者さんに負担の少ない検査・治療を提供いたします。
・プライバシーに配慮した診察室で、安心してご相談いただけます。
子宮頸がんについてお悩みの方は、ぜひ当院にご相談ください